2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

巻の四 後編 記紀以前の書はあったか?

イ 古語拾遺が古代文字を否定? 歴史の教科書には、古事記は「語り部の阿礼が誦んだものを、安萬侶が書き記した」と一般に書かれている。古事記を解説した諸々の書物も、ほとんど同じ意味合いで序文を解説しているが、ここで疑問に感じることはないだろうか…

巻の四 中編 古事記はビッグバンを示唆

ミ アマかマノかマガか こう書くとまるでナゾナゾだが、言霊にとって実に重大な事柄を含んでいる。 「天地初發之時、於高天原成神名、天之御中主神」 言霊の宝庫・古事記の本文冒頭には、こう書かれている。 「天地(あめつち)初めて發(ひら)けし時、高天原に…

巻の四 前編 言霊と古代和字の神秘

巻の四 言霊と古代和字の神秘 思考停止は日常の言葉をも汚染し呪縛している。自らの主張に魂が入っていなければならない政治家の多くが、上滑りて使い古した言葉ばかりだ。それを正さなければならない知識人といわれる人々にも、正確な言葉を遣えない人間が…