2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

巻の六 後編 息吹永世が現代人を救う

ヨ 神霊のざわめき こうした神懸りという神霊との接触は、先達の指導なく無闇に行うと、危険を伴うことは言うまでもない。命を落としたり、精神に異常を来たすこともある。 例にするのは恐れ多いが、神功皇后の神憑りでは、仲哀天皇が崩御されている。 神懸…

巻の六 秘められた奇跡の道は禊から

現代は第三次宗教ブームだと言われているが、自己を内省し精神を高みに導くべき宗教でも思考停止が起きている。いや、宗教だからこそと言うべきか。 鰯の頭も信心からというが、傍から観れば首を捻る教祖の言動でも、信者が頭から信じてしまうのが宗教だ。宗…

巻の5 後編  本つ教えの本質歪めた明治政府

ミ 復古神道の爆発 吉田神道や垂加神道の流れを汲み、仏教や儒学の影響を排除し、古事記や万葉集などの、我が国固有の古典に忠実に従おうとしたのが国学者たちだった。 その先兵となったのが、京都の伏見稲荷大社の神官の家に生まれた荷田春満(かだあづまま…

巻の五前編 国の危機に甦る地下清流「本つ教」

私たちの住む町や村には、少し目を周りに向けるとさまざまな神社があり、祭りが行われている。春は豊作を祈って田植えをし、秋には収穫を感謝し、国や地域の安全を祈り、子供が生まれればお宮参りで健康に育つよう祈り、初詣でや受験の合格祈願、交通安全や…